当社に寄せられた
「よくある質問」について
お答えします。

もし、ヌメ革だとしたら、完成時点で「濃くなる」という表現は、どんな理由か大体の予想がつきます。
一つは、溶剤による顔料(色)を表面に塗装して、強制的にアメ色風にするやり方が考えられます。それで、汚れを目立たなくする(?)、ということではないでしょうか?まさか水を使って洗ったりしないでしょう。（これも濃くなります）
または、市販のケアグッズなどを使用して、軽く拭き取る程度の作業を「クリーニング」と称しているなら、完成時点で「濃くなる」というのは考えにくいことです。
「なぜ、濃くなるのですか？」と、具体的な説明を求めた方がいいと思います。

植物タンニンでなめすヌメ革は、最も古くから行われてきた、手間のかかる製造法ですが、その独特の味わいが日本人には好まれています。でも、これだけ多くのお問い合わせ(関心)がある製品ですから、少しヌメ革について、見聞を広めてみてはいかがでしょうか？
ブランド別では、日本でヒートアップしているルイ・ヴィトン。世界的には何といっても、エルメス。いずれも、馬の鞍などの馬具を作ってきた歴史あるブランドですが、実は国内にも、ヌメ革で有名なブランドがいくつかあるんですよ。

例えば、弊社と同じ北海道には、 ソメスサドル(株)(砂川市)というブランドがあり、東京伊勢丹や三越日本橋本店など、全国有名デパートに出品されています。
このような一流の職人がいらっしゃるブランドを訪れて、ちょっと勉強してみるのもいいのでは?しかも、日本語ですから。